学校検診で来院された方へ
境町・あだち眼科での近視(乱視)の対処としては下記の4っの選択肢があります。
経過観察
本人がどうしても眼鏡をかけたくない場合や、すぐにどうするか決めかねる場合は、様子を見ることもできます。
生活上不都合なことがないか、授業中見えにくく勉強に差し支えないか、本人と良く相談して下さい。
点眼薬を用いる場合や、訓練を行って様子を見る場合もあります。
眼鏡について
近視になったからといって、日常生活に支障を来さなければ、すぐに眼鏡をかけなければならないということはありません。黒板の字が見えにくくなるというような不都合が生じてきたら、眼鏡をかけてください。
眼鏡を常にかける必要はなく、黒板や遠くを見るような時などに応じてかければ良いのです。
眼鏡をかけたりはずしたりしても、近視の度が進むことはありません。
コンタクトレンズについて
コンタクトレンズは、角膜の表面に直接乗せて用いるレンズです。
左右の視力に差がありすぎてメガネが使えない場合や、非常に強い近視などの場合、医学上有用です。
しかし、使い方のルールをしっかり守らなければ、深刻な眼障害などのトラブルを引き起こしかねません。
そのため、コンタクトレンズは適切な管理が必要なものとして、心臓ペースメーカーや人工関節などと同じく、高度管理医療機器に指定されています。
レンズの取り扱いや管理などが大変なので、中学生になるまでは眼鏡をかけることをお勧めします。
また、コンタクトレンズを使用する方は、1dayのソフトコンタクトレンズ又はハードコンタクトレンズをお勧めします。
コンタクトレンズを使用していても、眼鏡は必要です。
オルソケラトロジーについて
夜寝ている間コンタクトレンズを使用します。起きている間は裸眼で生活できます。
近視の進行予防にも、効果があると言われています。
保険が適応されないので、1年目の初期費用は片眼10万円となります。
2年目以降は1年ごとに1万3千円の更新料が必要です。
※参考 : 成人すれば、手術(LASIKなど)で近視を治療することもできます。
オルソケラトロジー参照