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日帰り白内障手術


1.白内障基礎知識

一般には昔 「しろそこひ」と言われ、眼の「ひとみ(瞳孔)」の後にある透明な水晶体(直径9ミリ、厚さ4ミリの凸レンズ状の組織でカメラのレンズに相当するもの)が、白く濁ってくる病気です。
 
正常な水晶体は透明で、光をよく通します。しかし、さまざまな原因で水晶体の中身のたんぱく質が変性して濁ってくることがあります。これが“白内障”です。
水晶体が濁ると、光がうまく通過できなくなったり、光が乱反射して網膜に鮮明な像が結べなくなり、視力が低下します。
 

白内障の種類と原因

 

  • ① 加齢性白内障 … 加齢(歳をとること)
  • ② 全身疾患に合併する白内障 … アトピー性皮膚炎、糖尿病など
  • ③ 先天性白内障 … 風疹など
  • ④ 外傷性白内障 … 目のケガなど
  • ⑤ 併発白内障 … ぶどう膜炎など
  • ⑥ その他 … 放射線、薬剤(ステロイド剤)

 

白内障の症状

 
① かすんで見える
② ぼやけて見える
③ 眩しくなる
④ 暗い所で見えにくい
⑤ 近視化する(屈折力が増加)
⑥ 二重、三重に見える
 
白内障が軽度で、あまり視力に影響がない場合は、点眼薬で進行を予防します。定期的に通院して頂き白内障の進行の予防や合併症のチェックを行っていきます。進行した場合に手術を考慮します。
 

2015/6/24 現在

2.当院での白内障手術

当院での白内障手術について

 

1.日帰りの手術となります。

  • 通院のできる方
  • 内科または、かかりつけ医師の許可が得られる方
  • 家族の協力が得られ易い方

 
 

白内障手術の流れ

 
現在ほとんどの場合切開部分が小さい、水晶体超音波乳化吸引術ですが進行している場合は、水晶体嚢外摘出術(すいしょうたいのうがいてきしゅつじゅつ)を行います。

 

1.水晶体前嚢(ぜんのう)の切開


 
黒目と白目の境を3~5mmくらい切開した後、水晶体の前の膜を直径約5mmの円形に取ります。


2.水晶体の中身の乳化吸収


超音波白内障乳化吸収装置を用いて、水晶体の中身を乳化し吸い出します。

3.眼内レンズの挿入


空になった水晶体嚢内に、直径6mmの眼内レンズを折りたたみ挿入します。

4.眼内レンズの固定


眼内レンズは、眼内レンズを支える脚により水晶体嚢内に固定されます。

※眼内レンズ

手術で濁った水晶体を取り除くと、光が透過するようになります。
水晶体の代わりに人工のレンズ(眼内レンズ)を白内障手術と同時に挿入します。
眼内レンズは本物の水晶体と違って焦点は常に一定に固定されたままですので、メガネが必要になります。
※遠くも近くもメガネなしで見れるわけではありません。

手術前後通院スケジュール

 
手術予約をされてから手術までに、3~4回程度診察に来院して頂きます。
手術後は、翌日→2~3日後→1週間後→2週間後→3週間後といったように間隔があいていきます。
(術後の経過により診察日の間隔は変動することがあります)

手術後1年間は、定期的な診察が必要となります。経過を見る為にも手術後→2年→3年と診察が必要となります。
 

手術時間と費用

 
○手術時間○
 

  • 超音波乳化吸引術  10分~15分
  • 水晶体嚢外摘出術  40分程度

※来院から帰るまでは2時間~3時間くらいです。
 
○手術費用○
 

  • 1割負担   約20,000円位
  • 2割負担   約40,000円位
  • 3割負担   約60,000円位


※手術費用は、処方箋・再診料・保護メガネ代込み、翌日のお支払いになります。

 
2015/6/24 現在

3.多焦点眼内レンズによる白内障の治療

通常の白内障の治療

 
一度濁ってしまった水晶体は、点眼薬や内服薬では治りません。現在のところは、手術によって外科的に摘出するしかありません。
 
①遠くに焦点を合わせた場合
 

 
②老視矯正の見え方のイメージ
 

 
③単焦点と多焦点、乱視
 

 
 

手術の流れ

 
通常の白内障の手術と同様に濁った水晶体を取り除き、遠くと近くにピントの合う眼内レンズを入れます。
 

 

注意していただきたいこと

 
若い頃と同じように見える手術ではございません。手元・遠くともに良好な視力が得られるので、日常生活において眼鏡を装用する必要はほとんどありませんが、50cm~1m程度の距離を見にくいと感じるときは、眼鏡を装用したほうが楽になる場合もあります。
 

 
見え方に慣れるための順応期間があり、手術直後から最良の視力が得られるとは限りません。両眼に挿入後、最良の視力が得られるまでに半年~1年程度かかる場合もあります。
暗い所で強い光を眩しく感じたり、点光源の周りに輪が掛かって見えることがありますが、日常生活に支障を来たすものではありません。術後の時間経過と共に慣れてくると言われています。
 

 
老視矯正手術を選択して頂きましても、術前の検査で患者様の状態を総合的に診察・判断させて頂いた結果白内障手術に変更させて頂く可能性があります。また予期せぬ合併症が起きた場合は通常の白内障手術に変更させて頂く可能性があります。術後の見え方にご不満頂いた場合、矯正の眼鏡処方や、屈折矯正手術が追加で行われる可能性があります。
この手術におきましては、より高度な検査・材料が必要となりますので 健康保険が使用できませんので、全額自己負担になります。
 

当院での必要となる診療費の金額

※2014年10月現在
 
  片眼 320,000円 
  両眼 640,000円 
 
上記金額に含まれるもの(手術費用・多焦点眼内レンズ費用)
白内障手術・多焦点眼内(老視対策用)レンズの費用です。診療内容の変更や、診療の程度、経過その他の事由によって、上記に記載した以外の追加費用をご負担いただく場合がありますので、ご了承下さい。
 
例)アレルギー・結膜炎・その他、手術と関連のない診療に伴う費用は保険診療となりますので、上記金額には含まれません。
 

2015/6/24 現在

応需

 
当院では、応需として、日帰り白内障手術、日帰り硝子体手術、日帰り涙小管形成術、硝子体内注射、など行っています。